源泉所得税からはじまる定額減税

 

岸田政権肝入り、所得税・住民税の定額減税。
2024年6月支給の給料からスタートするようです。
源泉所得税から差し引く（＝手取りがおおくなる）という格好で。

 

6月支給分給料の源泉所得税を3万円減らす

世間をざわつかせた4万円の定額減税（所得税3万円、住民税1万円）。
2024年6月に…という話はかねてから出ていましたが、まさかの源泉所得税からでした。
6月とはいっても、てっきり年末調整でやるのだろうと思っていたものですから。

で、その3万円。
そもそも1か月分の給料でそんなに源泉所得税引かれていないよ…
という人の場合は、引ききれなかった分は7月・8月・9月…と、引ききるまで翌月以降分から差し引いていくんですって。

住民税もそうなるのでしょうね。
時事通信社のニュースには所得税の話しか出ていませんでしたが。
ちなみに住民税の1万円も国費が負担するとのことです。

 

がんばれ総務部

これ、大変なのは、給与計算して実際に振込みなど行う担当の人です。
給与計算ソフトなどは、年末調整については間違いなく対応できるでしょう。
その前に、4万円定額減税に月々のレベルでソフトは対応してくれるかどうか。
まぁしてくれますかねー。
どうなのでしょう。
Xデーが楽しみではあります。
（いや怖いです…）

 

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。