セルフGSが「6の付く日6円引」をやめた理由。マルネンセルフ大里SSの挑戦

よく利用しているセルフガソリンスタンドが、低価格路線からの脱却を図ろうとしております。

価格競争をやめたガソリンスタンドに生きる道はあるか。
ちょっと考えてみました。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]山梨県で税理士やってるタナカです。
6円引きをやめ、3回使える「7円引き」チケットをもらいました。
それが終わったら、選ばれる理由はあるのか。
非常に興味深いところです。[/speech_bubble]

 

 

6の日だけ混む。薄利の日に人件費がかさむ

マルネンセルフさん、「6の付く日6円引き」というものを2018年3月までやっていました。
ガソリン1リットル当たりの価格を6円引きにする、というものです。

土日が6の付く日（6日・16日・26日）だと大混雑なので、平日昼間の「6の付く日」で使わせてもらっていました。

まぁ、すごかったです。
平日の昼でも。

車の流れをスムースにするため、入口と出口を完全指定。
そのために人員投入。
安く売る日に人件費かさむって、けっこうキツかったんじゃないでしょうか。
（修理とか、一番お金になるところに人が居なくなる。）

近所にはライバル店があります。
非セルフだけど、安い。

これからマルネンさんがどうするのか、興味あります。
（安さを捨てたのは悪くないと思います。）

 

美容院などのポイントカード減少傾向（な気がする）

ポイントカードも結局は安売り。
価格競争です。

たとえば、千円カットがありがたいのは「安い」だけじゃない。
「速さ」がありがたいという人、けっこういるハズです。

千円カットだとパーマやカラーも安いので、これ以上オマケ（ポイント）をつける必要なし。
もしやるなら、パーマやカラーなどの部分に限ってが良いのではないかと。
お金使ってくれる人だけ贔屓（ひいき）です。

高めのお店は、美容師の腕でお客が集まってきます。
そこで差別化できているハズなので、ポイントなんて不要。

ほかにも、お得意様限定でヘッドスパサービスをつけるとか。
とことんヒイキして、客単価UPをねらうお店が増えています。

ガソリンスタンドも同じで、単に値引きじゃ苦しいです。
安さをチラつかせたいなら、せめてプリペイドカードでキャッシュフローを良くするとか。
（でも、マルネンセルフさんは、プリペイドカードも廃止するみたい。）

 

 

マルネンさん、洗車サービスをアピールしたらいいよ

今後のマルネンセルフさんですが、他店にはない「プロ洗車」をアピールしたらいいと思います。

洗車の何が面倒かって、その後の「ふきとり」が面倒なのです。

洗車自体は、お金入れて、機械がガーッと通過するだけ。
その後ふき取りしないと、ちょっとだけ残ったシャンプーが乾いて白くなったり、水が乾いて白くなったり。

そのふき取りですが、

• 春は花粉まみれ、
• 夏は汗だく、
• 冬はこごえながら

やることになるんですね。
秋なんてほとんどない昨今の日本ですから。
もー、いつやっても地獄。

で、「洗車＋ふきとり」サービスです。
マルネンセルフ（株）さんの売りのひとつ、「プロ洗車」が生きる。

プロ洗車の価格は千円から。
一度お世話になりました。
地味ながらも、非常にありがたいサービスなんであります。

ワックスなどのオプションで高くなりますが、千円の「洗車＋ふきとり」だけで十分キレイにしてもらえます。

で、プロ洗車千円もいいのですが、プロ洗車をエサに、マルネンセルフでガソリンを入れてもらう仕組みを考えるのはどうでしょう。

月2万円ガソリンなどを入れてくれたら、1回プロ洗車が付くとか。
通常予約制のところ、お得意様は、予約が入っていなかったら飛びこみのプロ洗車OKとか。

車検と組み合わせる手もあります。
「うちで車検してくれれば、プロ洗車3回付けます！」
とか。

ネッツトヨタ某店で聞いた話しですが、洗車やってほしいという要望、けっこうあるとのことです。
しつこいですが、ふき取りってホント面倒なんですよ。。

（ネッツには頼みづらいです。わたしネッツのお客なのですが、なんとなく。）

 

稼働率上げる目的の雨の日割とか（ふき取りが面倒すぎてやっていたこと）

一時期、雨の日に洗車してたことがあります。
雨の日なら、洗車後に残ったシャンプーの泡など、流してくれます。

キレイにふいても、その直後から汚れ始めますから。
「汚れを蓄積させなければOK」と考えれば、雨の日の洗車はアリ。
ふき取りをサボれますし。

雨の日に洗車機稼働率が落ちるなら（落ちるでしょうけど）、雨の日限定サービス導入で、稼働率UPをねらってはどうでしょう。

 

 

あとは、どう知ってもらうか

ガソリンスタンドって、その店独自のサービスが伝わりにくいです。
お客はドライバーですから。
せいぜい見るのはガソリン価格くらいで、信号待ちでもない限り、走り去っちゃいますので。

飲食店もたいがい同じで、どんな店か知ってもらうために、漢字一文字の看板にするとかですよね。

でかでかと、

「牛」

と出しておけば、遠目に「あぁ、ステーキ屋かな」と知ってもらえます。

ネットは果たして。。
と思いますが、たぶんライバル（ガソリン店）はやっていないので、やる価値はありそうです。