ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

偉い人にはわからんのです|給与明細に定額減税額記載の件

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2024年6月まであと10日ほどとなる本日。
月次減税の開始もすぐそこというタイミングで、岸田首相が気軽にぶっ込んでくれましたね。

 

偉い人にはわからない

『モビルスーツの足なんてものは飾りで、それは偉い人にはわからんのです!』
と同様に、定額減税(月次減税)が現場の苦労をまったく無視したものであることを偉い人は知りません。

いや、こと定額減税(月次減税)に限っては、恩恵を受けるだけの給与所得者も知りません。
そういった意味では、ジオングの開発・製造を担当した現場技術者たちの抱えるストレスよりも、定額減税(月次減税)を支える給与計算担当者たちのストレスは察するに余りあります。

 

給与ソフトのアップデートは既に完了

2024年6月から始まる月次減税に備え、給与ソフトのアップデートは各社ほぼ完了しています。
そこに来て定額減税の発案者は「一言書添えろ」と言い出しました。
「定額減税のアピールになるし、大したことじゃないよね?」
とでも思っているのでしょう。

しかし給与ソフトは間に合わないかも知れません。
「手書きしろ」とでも思っているのでしょうか。
従業員数人の事業者であればそれでよいかもしれません。
しかし数千人から数万人の雇用がある事業者はどうしたら。
いやいや、規模の話ではありませんね。
首相権限で俺の人気取りに貢献しろとでも言いたいのでしょうか。

 

義務付ける方針?

減税額を給与明細に記載することについて、2024年5月22日時点では、「義務付ける方針」ということになっています。
まだ決定はしていないということなのでしょうが、近いうちに義務化してしまうのでしょうか。

定額減税に関しては、恩恵を受けるだけの人が大半。
苦労するのは給与計算事務をする人等だけ…
というのが非常に厄介なところです。
裏方の恨みだったらいくら買っても選挙のマイナスにはならない、
なーんて思われているうちは、今後もこのような悪法に我々裏方は苦しむことになるのでしょうね。

Writer|田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

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