税理士になりすぎると●●になる。

 

『税理士の型』というものがあるとすれば、そのような型にハマりたくありません。

パソコンに弱くなる

税理士というものは税務ソフトを使います。
税務ソフトの何でもかんでもを使うのではなく、特定の1社のソフトを使うのみです。
そうなりますと、他社のものは使えたものではありません。

確定申告書等作成コーナーはつかえないし、
e-Tax（Web版）も使えないし、
eLTAXなんてもっと使えないでしょう。
eLTAXはホントに使いづらいので、使えなくてもよいと思いますがｗ

似てくる

それで不便がなければ、本人がよければ、何も問題はありません。
ただ、特定のソフト（税理士用ソフト）しか使えないと、「こうすればできますよ」と伝えることができません。
たとえば源泉所得税の納期特例分です。e-Tax（Web版）をつかえば、電子申告すること自体はかんたんなのに。。

丸投げOK（丸受け大歓迎）の顧問契約が王道と思われているからずっと職員不足。
マンパワージャパンまっしぐらな事務所ばっかりです。

AIで淘汰される職業？

週刊エコノミストという雑誌はよほど税理士が嫌いなのか、AIで淘汰される職業に必ず「税理士」を入れてきます。
税理士だけではないのですが、それにしてもという感じです。
その指摘はいまのところ全然当たっていないように思えます。
いずれそうなるにしても、経理ソフトが普通に市販されるようになった時代から「消える」と言われていますし。

ぜんぜん説得力がないのですが、それでも乗っかってみましょう。
ネタにしやすいのは、きっと「何も変わらない」からです。
価格破壊を自ら起こし、丸投げもOKする。
なるほど。これはAIの餌食になりそうです。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。