イデコ(iDeCo)のように伝わったらよかった

 

個人型確定拠出年金（iDeCo）の加入者数が300万人を突破したとか。
ジワジワっと増加しての突破ではなく、
加入のペースが上がってきての突破だとか。

 

掛け金が所得控除に

iDeCoの魅力は、掛け金として拠出した金額が所得控除の対象になること。
放っておいたら預金口座に眠るだけのお金を
ちょっとだけヨソで眠らせると。
（掛け金は将来もどってきます）

眠らせる場所がちがうだけで税金が安くなります。
預ける余裕がないならともかく、
あるなら使わない手はありません。

インボイスで膨らむ妄想

iDeCoに関しては「やらなきゃ損だ」ということなのでしょう。
ちょっとしたことでありつつも、正しく伝わったからこそです。

一方でインボイス制度はめちゃくちゃです。
反対する人たちの言い分の酷いことといったら。。
この「酷い」を逆手にとって…
ではないですが、やはりインボイスなどという手法をとらず、
単純に基準期間の課税売上高を減らせばよかったのだろうと思います。

あくまで増税ではない、
インボイスをやるかどうかはその事業者次第、
…といった、国が選択の責任を事業者になすりつけたことがキッカケ
のカオスなのではないでしょうか。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。