法人が車を買うとき、現金・ローン・リース どれが得か?
スポンサーリンク
法人で車を導入するとき、**「現金」「ローン」「リース」**のどれを選ぶべきか迷う方は多いと思います。
実は、税金・資金繰り・会計処理の面でそれぞれ特徴があり、どれが「得」かは状況次第。
今回はそれぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
現金購入のメリット・デメリット
【メリット】
- 金利や手数料がかからず総支払額が安い
- 車両は資産として計上、減価償却で経費化
- ローン審査も不要、シンプル
【デメリット】
- 多額の資金が一度に出ていく
- 減価償却に数年かかる(即時経費化はできない)
- キャッシュフローを圧迫する
ローン購入のメリット・デメリット
【メリット】
- 手元資金を温存しつつ、車両を導入できる
- 金利負担はあるが、支払いは分散
- 車両は資産計上、減価償却で経費化
【デメリット】
- 金利や保証料が発生
- 借入金が増えるため、財務指標に影響
- 返済中は所有権留保がつく場合も
リース契約のメリット・デメリット
【メリット】
- 月額リース料を全額経費にできる(税務上シンプル)
- 車検・税金・メンテ費用込みのプランも多く、管理が楽
- 手元資金に負担をかけず、キャッシュフローが安定
【デメリット】
- 総支払額は現金購入より高くなる
- 契約年数中は中途解約できないケースも
- 資産計上されないため、資産増加にはならない
どれが「得」かは状況次第
項目 | 現金 | ローン | リース |
---|---|---|---|
支払総額 | ◎ | △(金利あり) | △(手数料含む) |
資金繰り | △(一括支出) | ○(分割支払) | ◎(月額定額) |
節税効果 | ○(減価償却) | ○(減価償却) | ◎(全額経費) |
財務指標 | 資産増加 | 借入金増加 | オフバランス処理 |
■ まとめ
- 資金に余裕があるなら「現金」
- 資金繰りを考えるなら「ローン」
- 管理のラクさと節税効果を重視なら「リース」
会社の状況によって最適な選択肢は変わります。
本当に事業に必要な車かどうかも含め、購入前の指標になれば幸いでございます。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
今週はSwitch2の抽選結果がたくさん出る週でした。
結果は、、、3つ落選。。。
マリカワールドセットが買えるなら、年明けでも構いません。
今日のラジオ
●木曜キックス
●ニュースの学校
サービスメニュー