【確定申告をラクにする!】上半期が終わる今、個人事業主がやっておきたい5つのこと
スポンサーリンク
気がつけばそろそろ1年の半分が経過。
「まだ夏なのに、確定申告のことなんて早すぎない?」と思うかもしれません。
でも実は今、“少し手をつけるだけで年末がグッと楽になる”大チャンスなんです。
今回は、確定申告をスムーズにするために、上半期終了時点でやっておくべき準備を5つにしぼってご紹介します!
1. 帳簿の整理、止まってませんか?
レシートや領収書、つい机の引き出しにためていませんか?
このタイミングで一度、以下をチェックしてみましょう:
- 会計ソフトの入力、途中で止まってない?
- 売上・経費の記帳、モレがない?
- 請求書・領収書、整理できてる?
👉 特にインボイス対応中の方は、適格請求書の保存状況にも注意!
ここで一度リセットしておくと、年末に「レシートの山と格闘する」…なんてことにならずに済みます。
2. 上半期の利益感覚をざっくり把握しよう
「今、うちって利益出てる?」
これ、案外自分でも把握していない方が多いです。
- 売上合計と経費合計を出してみる
- 去年と比較してどうか確認
- 利益から“ざっくり税金額”も予測しておくと◎
👉 この段階で把握しておけば、節税対策や資金繰りの準備がしやすくなります。
3. 節税を考えるなら“今から”動ける!
利益が出ているなら、節税も検討したいところ。
でも節税対策は「年末に一気にやる」のではなく、夏から少しずつ準備するのがコツです。
おすすめの見直し項目:
- 小規模企業共済やiDeCo(所得控除)
- 必要な備品の買い替え時期
- セミナー・研修・設備投資の前倒し検討
👉 ただし「節税のためにムダ遣い」は本末転倒!利益とキャッシュのバランスが最優先です。
4. 経費の「グレーゾーン」は今のうちに相談
よくあるモヤモヤ経費:
- 自宅兼事務所の光熱費・家賃 → 按分処理が必要
- 旅行や打ち合わせの交通費 → 私用との線引きが大事
- スマホやパソコン → どこまで事業用?
👉 こういった項目は、あとから説明できる証拠が大切。
顧問税理士がいれば、今のうちに「これって経費でOK?」と相談しておくのがおすすめです。
5. 事業用とプライベートのお金、ちゃんと分けてる?
これ、地味だけど超大事です。
- 銀行口座は「事業用」を分けてますか?
- クレジットカードは事業専用にしていますか?
👉 明確に分けておけば、あとで「これは何の支出?」と悩まずに済みますし、税務調査でも説明がラクになります。
■ まとめ:未来の自分に「ありがとう」と言われる準備を
やっておくとラクになること | メリット |
---|---|
帳簿整理 | 年末にあわてず記帳できる |
利益のざっくり把握 | 税金・節税の対策が立てやすい |
グレーな経費の見直し | トラブル回避&安心感が得られる |
口座・カードの分離 | 記帳と説明の手間がグンと減る |
確定申告は「年明けのイベント」ではなく、年間を通してラクに終わらせる“仕組みづくり”がカギです。
この上半期の節目に、少しだけ立ち止まって見直してみませんか?
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
久しぶりの晴れ。
…と思ったのも朝だけで、ほぼ曇りっぱなしの一日でした。
今日のラジオ
●火曜キックス