自動ダイレクト。2024年4月から。

 

2024年4月1日より新しい納税の方法、「自動ダイレクト」が始まります。
新しいですが目新しさはありません。

 

e-Tax送信時に選択

自動ダイレクトで納付をしたい場合、e-Taxで申告書などを送信する際に「自動ダイレクトするよ」欄にチェックを入れます。
で、申告期限の日に引き落としがされます。

ただし国税庁サイトの「確定申告書等作成コーナー」から電子申告する場合は、送信後に、メッセージボックスの「受信通知」から【自動ダイレクト】で納付する操作を行います。

「受信通知」からの操作は、e-Taxソフト（DL版）や他の有料ソフトから電子申告した場合も同様でしょうね。
e-Tax送信時にうっかりチェックを入れなくても、取り返しはつくと思われます。

 

●●Payで足りないときに

自動ダイレクトはけっこうな額、納付が可能です。
（画像は国税庁サイトより）

これが「●●Pay」だと30万円まで。
クレジットカードだと1000万円までOKですが、利用上限額に引っかかればダメでしょう。
ちなみに「法人契約のクレジットカード限度額」をググってみますと、プラチナカードでも500万円が相場っぽいです。

納付手段増

Pay納付、クレカ納付と、ここ数年で納付の手段が増えました。
ただあえて欠点を挙げるなら、
●Payは納付額の上限が低め、
●クレジットカードは契約の上限額がネック
ではあります。
（他には、クレカは手数料かかることが欠点ぽいですが、納付額にポイントがつくので欠点でもないです）

他にもダイレクト納付とか、個人の所得税・消費税であれば振替納税とか。
この最後に挙げた2つを考えると必要ない気もする「自動ダイレクト」ですが。。
使ってみたら便利だった！…となる可能性もあるかなと思っています。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。