ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

税理士が「節税できます」と簡単には言わない理由

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「何か節税できますか?」
相談の場で、とてもよく聞かれる言葉です。

でも、税理士の多くは
この質問に対して即答しません。

なぜか。
それは、“できない”からではありません。


1. 節税は「結果」であって「目的」ではないから

節税という言葉は便利です。

でも本来、税金は

  • 所得
  • 財産
  • 取引

という事実の結果として計算されるもの。
事実が変わらなければ、税額も変わりません。

何も変えずに税金だけ下げる魔法はない

というのが大前提です。


2. 「リスク」とセットで考える必要があるから

例えば、

  • 経費を増やす
  • 役員報酬を調整する
  • 資産を法人に移す

どれも節税策になり得ます。

でもそれぞれに、

  • 税務リスク
  • キャッシュフローへの影響
  • 将来の税負担増

がついてきます。

節税だけを切り取って語ることは、
本来とても危険です。


3. 短期と長期で答えが変わるから

今年の税金だけを見ると得でも、

  • 3年後に損をする
  • 相続で不利になる
  • 融資に影響する

ということもあります。

税金は「点」ではなく「線」で見るもの。
だから即答できないのです。


4. “過度な節税”は信用を削ることもある

金融機関、投資家、取引先。
決算書は見られています。

極端な節税は、

  • 利益が小さく見える
  • 財務体質が弱く見える

という副作用もあります。

節税は常に正義、とは限りません。


では、税理士は何をしているのか

「節税できますか?」ではなく、

「どういう未来を目指していますか?」

これが本質的な問いです。

  • 会社を大きくしたいのか
  • 手元資金を厚くしたいのか
  • 将来売却を考えているのか

目標が違えば、最適解も変わります。


まとめ

税理士が「節税できます」と即答しないのは、

  • 無責任になりたくないから
  • 部分最適を勧めたくないから
  • 長い目で見てどうなのかを判断したいから

です。

節税はテクニックではなく、設計の問題。
だからこそ、
簡単な言葉では片付けられません。

田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

 

本日記

政治系のYouTube動画は、まだまだ衆院選が熱いようです。
応援している政党が芳しくない結果で気持ちが沈むのは、わたしも経験があります。
でもそれが悪口に発展してしまうのは目も当てられないといいますか。
感情的になることは人間ほぼ誰しもあって然るべきだと思っても、です。

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