ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

弁当店の倒産が過去最多「500円弁当」が消える日 ―「安い弁当」ビジネスの限界とは?

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弁当店の倒産が増えています。

調査によると、2025年に発生した弁当店の倒産は55件となり、前年(52件)を上回って2年連続で過去最多を更新しました。

この調査は、民間調査会社の帝国データバンクがまとめたものです。

個人店の閉業などを含めると、実際にはさらに多くの弁当店が市場から退出しているとみられています。


弁当店を襲う「4つの逆風」

弁当店の経営環境は、ここ数年で大きく悪化しています。主な理由は次の4つです。

1. 原材料価格の高騰

  • 鶏肉
  • 食用油
  • 小麦粉

などの価格が上昇しています。

さらに近年はコメ価格の高騰もあり、弁当店にとって大きな負担となっています。


2. 人手不足と人件費上昇

弁当店では

  • 早朝調理
  • 配送業務

など勤務条件が厳しいケースも多く、
調理人や配送スタッフの確保が難しくなっています。

結果として、人件費の上昇が経営を圧迫しています。


3. 法人需要の減少

以前は、

  • 会議
  • イベント
  • 法要
  • 冠婚葬祭

などの大口注文がありました。

しかし、

  • テレワークの普及
  • コロナ後のイベント縮小

などで事業所向け弁当の需要が減少しました。


4. 競争の激化

弁当市場では、競争相手も増えています。

例えば

  • コンビニ弁当
  • スーパーの総菜
  • ドラッグストアの弁当
  • フードデリバリー

などです。

特にスーパーでは500円以下の弁当も多く、価格競争が激しくなっています。


「値上げできない」ビジネスモデル

弁当店の一番の問題はここです。
値上げできない。

原材料が上がっても、
値上げをすると
客離れが起きる可能性があります。

そのため、

  • 利益が出ない
  • 価格を上げられない

という板挟みの状況になっています。


実際に倒産した弁当店

例えば、鹿児島で仕出し弁当を展開していた
おはらフーズは、

  • コンビニとの競争
  • コロナ禍でのイベント減少
  • 原材料高騰

などが重なり、事業継続を断念しました。


業界は「二極化」へ

現在の弁当市場では、次のような二極化が進んでいます。

1. 付加価値型

  • こだわりの米
  • 管理栄養士監修
  • 健康志向

などを売りにして、価格が高くても満足度で勝負する弁当


2. 低価格大量型

大手チェーンなどが

  • セントラルキッチン
  • 大量仕入れ

などを活用して、500円台を維持するモデルです。


まとめ

弁当店の倒産増加の背景には、

  • 原材料高
  • 人手不足
  • 需要の変化
  • 価格競争

といった複数の要因があります。

特に
「安く売る」ビジネスモデルの限界
が、はっきり見え始めています。

今後の弁当市場では

  • 価値で勝負する店
  • 仕組みで安さを実現する大手

という二極化がさらに進むと考えられます。

田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

 

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今夜のWBCはオーストラリア戦。
これを書いている時点でまだ序盤ですが、オーストラリアの先発投手がなかなか良くて、簡単にはいかない感じです。
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