『テキトーに処理しておいて』は危険!経理担当者任せのリスク
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「経理は詳しくないし、担当に任せれば大丈夫」
そんなふうに考えていませんか?
実はこの“経理任せ”こそが、後々大きなトラブルを招くリスクになります。
1. 経理担当者の裁量が広がるとどうなる?
経理はルールに基づいて処理する業務ですが、実際には判断が必要なケースが多々あります。
「これって経費にしていいの?」
「交際費?会議費?」
そうしたグレーゾーンの処理を、指示もないまま“なんとなく”で進めると、結果として誤った処理が積み重なり、税務調査で否認されることも。
2. 申告漏れや重加算税のリスク
「売上の計上漏れ」や「私的支出の経費化」など、経理担当が判断できない部分は、本来社長や管理者がチェックすべき領域。
丸投げ状態が続けば、最悪、意図しない「申告漏れ」や悪質とみなされる「重加算税」へと繋がってしまうかもしれません。
3. 社内体制の見直しがカギ
「テキトーに処理しておいて」
は禁句です。
経理担当者との連携、社内ルールの整備、そして定期的なチェック体制こそが、トラブルを未然に防ぐ最善策です。
まとめ
経理業務は「任せる」ではなく「一緒に進める」が鉄則です。
小さな“テキトー”が、大きな損失を生むことを忘れずに。
「経理担当者」を定義しておこう!
最後に、「経理担当者」を定義しておきましょう。
経理担当者とは、なにも自社の社員やアルバイトだけをいうのではありません。
商工会などに丸投げしているのであれば、経理担当者は「商工会など」です。
税理士だってそうですね。
いずれにしても、「テキトーにやっておいて」は危険です。
まずは経営者本人が会社の数字に興味をもって、その中身にも興味をもつこと、
ですね。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
風が止まると初夏を感じる、
と書くとカッコつけていると思われそうですが、止まったら汗が流れる…という日でした。
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