🎮ゲーム実況者の確定申告──「遊び」が「仕事」になるとき
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「好きなゲームをしていたら、お金が入るようになった」
YouTubeやTwitchなど、ゲーム実況配信は今や立派なビジネスのひとつです。
では、ゲーム実況で得た収入は、税金の世界でどう扱われるのでしょうか。
1.収入の種類は「雑所得」?「事業所得」?
個人で実況をして広告収入や投げ銭を得ている場合、最初は多くが「雑所得」として申告することになると思います。
ただし、次のようなケースでは「事業所得」に該当することもあります。
- 継続的に配信し、機材・経費も投じている
- ファンコミュニティ運営や案件対応など、ビジネス的な活動をしている
- 年間で数百万円規模の収益がある
- 主要な収入源になっている
「事業」といえる程度に安定している場合、青色申告が可能になり、65万円控除や赤字の繰越といったメリットが使えます。
2.経費にできるもの・できないもの
ゲーム実況者の経費でよくあるのは次のようなものです。
経費になりやすいもの
- パソコン、マイク、キャプチャーボードなどの機材費
- ゲームソフトや配信用サブスク(例:配信ソフトの有料プラン)
- 通信費や電気代の一部(按分計算が必要)
- 外注編集費、サムネイル制作費
経費になりにくいもの
- 純粋な「趣味プレイ」目的のゲーム購入費
- 家事的経費(生活家賃や私用のスマホ代全額など)
「仕事としての実況に必要だったか」がポイントです。
3.源泉徴収や海外収入にも注意
YouTubeの報酬(AdSense)は海外(米国)から支払われるため、
「源泉徴収がない=自分で申告して納税する」
必要があります。
また、Super Chat(スパチャ)やメンバーシップ、Twitchのサブスク収入なども同様に確定申告が必要です。
報酬明細はドル建てで表示されることが多いので、為替レート換算を忘れずに。
4.副業で実況している人も要注意
サラリーマンの副業として配信している場合でも、年間20万円を超える所得があると確定申告が必要です。
「趣味の延長だから」と放置すると、思わぬ追徴を受けるリスクも。
帳簿や明細の保存をしておきましょう。
5.まとめ:実況者こそ、税務の基本を押さえておこう
ゲーム実況の世界は、好きなことを仕事にできる魅力的な分野です。
一方で**「収益が発生する=事業」**という認識を持たないと、あとで税務上のトラブルにつながりかねません。
「どこまでが経費?」「確定申告は必要?」と迷ったら、一度、税理士へ相談するのが安心です。
ゲーム実況が“楽しく続けられる”よう、税務面も整えておきましょう。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
昨日早朝、愛用の電気シェーバーの肌に当たる網部分が破れまして。。
楽天で替刃セットが安く買えて、今日の昼過ぎに届きました。
ワタシにしてみれば高めの電気シェーバーだったこともあり、4千円ほどで引き続き使えるのは有り難いこと。
で、数年後に買えなくなっているとか、それが原因で高騰しているとかに備えて、予備を買っておいたほうがいいのかとか、、
ちょっと考えてしまいます。
(買ったら買ったで、使う前にバッテリーがヘタっているかも知れませんね)
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