ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

ガーシー帰国(2)|所得税や法人税に未納がある?

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2023年6月4日に突然の帰国を果たした、元参議院議員のガーシーさん。
消費税の他にも、法人税が未納かも知れないという話が出ているようです。
どういったことなのか、以下、その可能性について書きます。

【消費税が未納かも?…の可能性について書いた記事】
ガーシー帰国。納税が心配されるのはなぜ?

 

アパレル業を営んでいた(法人税が未納の可能性)

アラブ首長国連邦(ドバイ)へ飛ぶ前のガーシーさんは、日本でアパレル業を営んでいたと聞きます。
それが株式会社などを立ち上げて行っていたのであれば、その儲け(所得)について、法人税がかかります。
(個人事業者としてなら所得税ですね。)

問題はドバイに移った後、引き続き日本でアパレルの販売をしていたかどうか。
日本にある会社が商売をしていれば、当然に法人税かかかります。
(もちろん黒字なら。=儲けがあれば。)

ガーシーさんがドバイに移ったことで会社も移転していたとしても、支店など(「恒久的施設」といいます)が日本にあって、日本で生まれる所得があれば、そこだけについては日本の法人税がかかります。

 

所得税はどうか。個人の確定申告期限

ガーシーさんがドバイに移ったとき、おそらく納税管理人※を選任して税務署に届け出る余裕はなかったでしょうから、所得税の(あれば個人事業の消費税も)確定申告を出国する前に済ませないといけませんでした。

納税管理人とは、海外にいるガーシーさんに代わって確定申告書の提出する人のこと。
この人がいれば、通常の申告期限である3月15日が期限です。
ただし、1回目のコロナ特例のときなら無期限ですし、2回目のコロナ特例のときなら翌年4月15日が期限でした。

 

税理士はどこへ行った

ガーシーさんがドバイに行く前、確定申告はきっと税理士がやっていたでしょう。
その税理士がガーシーさんと連絡がとれる状態であったなら、上のブロックに書いた法人税だとか、出国前の所得税(あれば個人消費税)だとか、これらについて税理士がフォローしたはずです。

ぜんぶ想像で書いているので何一つ確かなことは書けません。
ので、「おそらくは」と付けさせていただきますが、おそらくは、ガーシーさんのBTSのことが発覚したことが原因で税理士が離れてしまったか。
あるいは、ドバイに移ったことで連絡が容易でなくなり、税理士が離れてしまったか。

もしガーシーさんに税金の未納があるとすれば、それは税理士が離れてしまったから(推測)。
税理士を交代するなどして、一時的にでも、税理士がいなくなる期間がある場合。
何かと気を配らないとダメかもしれませんね。

Writer|田中雅樹(税理士)

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

本日記

ZOOMのために外付けマイクを試してみました。
自分ではわかりませんが、聞き取りやすかったはずです。

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