お盆休み前に社長がやっておきたい5つのチェックポイント
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お盆休みは、従業員にとってはまとまった休暇ですが、経営者にとっては “社内を整えるチャンス”でもあります。
特に中小企業では、社長が少人数の中で経理・総務・営業を兼ねていることも多く、「あれもこれもやっておけばよかった」となりがち。
そこで今回は、お盆休み前に社長が確認しておきたいポイントを5つに絞ってお伝えします。
1.資金繰りと支払いのチェック
お盆期間中は銀行も休みになり、振込や現金のやり取りがスムーズにできなくなることがあります。
- 請求書の支払い予定は整理できていますか?
- 銀行口座の残高は十分ですか?
- 振込予約は済んでいますか?
特に家賃・仕入れ・給与・税金など、日付が決まっている支払いは要注意です。
2.税金のスケジュール確認
お盆前後は税金の納付期限が重なることも多く、忘れてしまいがちです。
たとえば:
- 源泉所得税(7月分)の納付期限(8月10日)
- 消費税の中間申告(8月末期限)
- 決算月が8月の法人は、申告準備が本格化
「うっかり忘れた」では済まないので、早めに税理士と連絡を取っておきましょう。
3.従業員の有給・勤怠チェック
休み前にトラブルが起きやすいのが労務まわりです。
- 有給の申請状況は?
- 休暇明けの出勤日とシフトは?
- 緊急連絡先は確認済み?
「休み明けに揉めた」では遅いので、できるだけお盆前に社内調整を済ませておきたいところです。
4.休業日のお知らせと対応設定
意外と忘れがちなのが、外部への「お知らせ」。
- ホームページやSNSに休業日を表示しましたか?
- GoogleマップやLINE公式アカウントの営業時間は修正済みですか?
- 電話の留守番設定・メールの自動返信はセットしましたか?
お客さまや取引先からの信用にも関わるので、要チェックです。
5.このタイミングだからこそ“経営の棚卸し”を
お盆休みは、経営者が少し落ち着いて物事を考えることができるタイミングでもあります。
- 今期の売上や利益はどうか?
- 借入や補助金の計画は進んでいるか?
- 人材採用・離職の傾向は?
休み明けから動き出すプロジェクトも多いので、“次の一手”を考えるには絶好のタイミングです。
まとめ
お盆休みはリフレッシュの時間でもありますが、同時に社内・経営体制を整える節目にもなります。
チェックを忘れたまま休みに入ってしまうと、「休み明けにトラブル対応からスタート…」なんてことにもなりかねません。
今年のお盆は、“やるべきこと”をスッキリさせて、気持ちよく休みに入りましょう!
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
夏の暑さといえば、埼玉や山梨がクローズアップされがちだと思うのですが。
今年に関しては、日本全国幅広くという感じ。
特に北海道の40度とか、まぁもう本当にわけが分かりませんね。
そんな状況だからなのか、茨城県北茨城市は涼しいぞ…という情報がYouTubeで流れたり。
それだけで移住したくなりました。
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