ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

お盆明けに税務調査が増えるってホント?

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「税務署って、お盆明けに動き出すって聞いたんだけど…」
そんな話を聞いたことはありませんか?

じつはこれ、完全なウワサというわけでもないんです。
今日は、税務調査の「時期」と「よくある誤解」について、やさしく解説していきます。


■ お盆が“明ける”と、税務署が“動く”

税務調査は、基本的に7月〜11月ごろに行われることが多いです。
その理由は、税務署職員の人事異動が毎年7月に行われるから。
新体制になって、準備を整え、8月下旬から調査開始というパターンが多いんですね。

つまり、「お盆明けから調査が活発になる」というのは、現場感としてもよくある話です。


■ 税務調査の対象になりやすいのは、どんな事業者?

調査対象は一見ランダムに見えますが、実際は…

  • 売上と利益のバランスが不自然
  • 現金商売が多い
  • 過去に申告漏れや修正があった
  • 急に赤字や大幅な利益変動があった
  • 税務署に情報提供(タレコミ)があった

…といった事業者は、優先的に選ばれる傾向があります。


■ 調査連絡があるのはいつ?

税務署からの調査連絡は、突然やって来るわけではありません
多くの場合、調査日の1週間〜10日前くらいに、電話連絡があります。

そして調査は、1〜2日間で終わるパターンが多いですが、内容によっては数週間にわたるケースも。


■ 税務調査が来ても焦らないために

お盆明けの今こそ、次のチェックをしておきましょう。

✅ 帳簿が整理されているか
✅ 領収書・請求書の保管は完璧か
✅ 売上や経費の説明ができるか
✅ 家事関連費(プライベートと業務の混在)が明確か

このへんを普段から整えておくと、いざというときも安心です。


■ 税務調査=悪いことをした人だけ?

いえいえ、そんなことはありません。

税務調査は「納税が適正かどうか」を確認するもので、
調査があった=不正してたという意味では決してありません。

きちんと準備して、誠実に対応すれば大丈夫。
そのためにも、ふだんの記帳や書類整理が大切なんですね。


■ まとめ:お盆明けは、ひと呼吸ついて“備えの確認”を

お盆が明けると、なんとなく仕事が本格再始動という雰囲気になりますよね。
そんなタイミングだからこそ、
「税務署の動き出し」も意識して、帳簿や書類を見直すにはピッタリです。

税務調査があっても慌てないように、
今のうちからできることを、少しずつ整えておきましょう。

田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

 

本日記

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風が吹いて過ごしやすい。。
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