【e-Tax】ID・パスワード方式が廃止されるかも?令和7年度中に結論へ
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自宅から確定申告をする際に多くの人が使っている「e-Tax」。
その中でも、マイナンバーカードがなくても利用できる「ID・パスワード方式」について、今後の廃止が検討されていることが発表されました。
今回はその内容を、わかりやすくご紹介します。
■ ID・パスワード方式とは?
e-Taxを使って確定申告をする方法には、いくつかの種類があります。
主な利用方法:
- マイナンバーカード方式:マイナンバーカードとスマートフォンなどを使ってログインする方法
- ID・パスワード方式:税務署で本人確認を受けた上で発行されたIDとパスワードでログイン
- 従来方式:平成31年1月以前からある、ICカードリーダー等を使った方法
このうち、ID・パスワード方式はマイナンバーカードを持っていなくても使えるという理由で、多くの方に利用されてきました。
■ なぜ廃止の検討?
このID・パスワード方式は、もともと、「マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な措置」として導入されたものでした。
最近では、
- マイナンバーカードの保有率が約78.5%(2025年5月末時点)
- e-Taxでの申告でも、マイナンバーカード方式の利用者が全体の約78%
- 一方、ID・パスワード方式の利用者は全体の約17%に減少
といった変化が起きており、「もうそろそろID・パスワード方式をやめてもいいのでは?」という流れが強まってきています。
■ 今後のスケジュールは?
政府は2024年6月13日に閣議決定したデジタル重点計画の中で、
ID・パスワード方式のあり方を見直し、令和7年度中(=2025年度中)に結論を出す
としています。
つまり、近い将来、ID・パスワード方式が廃止される可能性が高いということです。
■ まだID・パスワード方式を使っている人はどうすれば?
現在、マイナンバーカードを持っていない人や、スマホでのログインが苦手な人にとっては、ID・パスワード方式が頼みの綱になっているかもしれません。
とはいえ、いずれ廃止される方向で検討が進んでいる以上、早めにマイナンバーカード方式への切り替えを検討するのがおすすめです。
■ まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
対象 | e-TaxのID・パスワード方式(暫定対応) |
なぜ廃止検討? | マイナンバーカードの普及が進んでいるため |
今後どうなる? | 令和7年度中に廃止の可否について結論予定 |
今使っている人はどうする? | できるだけ早めにマイナンバーカード方式へ移行を |
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
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