正月の支出、どこまで経費になる?|お年玉・初詣・新年会…正月のお金、経費になる境界線
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年が明けると、仕事始め・挨拶回り・新年会など、
**「仕事とプライベートが混ざりやすい支出」**が一気に増えます。
そこで今回は、
👉 正月にありがちな支出は、どこまで経費になるのか?
を税理士目線で整理します。
1. 初詣・お賽銭は経費になる?
結論:原則NG(経費になりません)
初詣のお賽銭やお守り代は、
・宗教的行為
・個人の信仰・慣習
と考えられるため、事業との直接的な関係が認められません。
たとえ
- 「商売繁盛を祈った」
- 「毎年会社として行っている」
という場合でも、原則は私的支出です。
👉 会社名義でまとめて処理するのは要注意。
2. 年始挨拶の手土産は?
ケース次第で経費OK
取引先への年始挨拶で持参する手土産は、
内容次第で以下に分かれます。
✔ 経費になるケース
- 取引先への一般的な手土産
- 社会通念上、常識的な金額
→ 交際費
⚠ 注意が必要なケース
- 高額すぎる贈答品
- 個人的な付き合いが強い相手
→ 税務調査で理由を聞かれやすい
※「お年賀」と書いてあっても、中身で判断されます。
3. 新年会・仕事始めの食事は?
社外(取引先あり)
→ 交際費
- 新年の顔合わせ
- 仕事始めの会食
などは、通常の接待と同じ扱いです。
社内(従業員のみ)
→ 福利厚生費になる可能性あり
以下を満たすと、福利厚生費として処理しやすくなります。
- 全社員が対象
- 金額が常識的
- 年に数回程度
👉 「一部の人だけ」「高額すぎる」はNG。
4. お年玉・心付けは?
原則NG(経費不可)
- 従業員の子どもへのお年玉
- 取引先個人への心付け
は、事業の対価性がないため経費になりません。
※従業員本人への金銭支給は
→ 給与課税になる可能性あり。
5. 正月の支出で一番多いミス
税理士としてたまに聞くのが…
- 「正月だから経費でいいと思った」
- 「毎年やってるから問題ないと思った」
- 「金額が小さいから大丈夫だと思った」
👉 時期ではなく、中身で判断されます。
まとめ|正月支出は「気分」ではなく「中身」で判断
正月の支出は、
- プライベート要素が強い
- 慣習だから判断が甘くなりがち
という特徴があります。
ポイントは3つだけ:
- 誰のための支出か
- 事業との関係はあるか
- 金額は常識的か
少しでも迷ったら、
👉 領収書を処理する前に確認
これが一番安全です。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

本日記
元日ということで地元神社の拝賀式へ。
数人の消防団員に、我が家の失踪猫について見かけたらよろしくとお願いなど。
今も仲間だと勝手にわたしが片思いしている、そういう人たちと話ができる貴重な場です。
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