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【本当に戻ってくる?】ボーナスの税金、年末調整で還付されるってホント?

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こんにちは、税理士の田中です。

夏のボーナスを見て、「引かれすぎじゃない?」と感じた方、多いのではないでしょうか。
実はその“引かれた税金”、年末調整で一部戻ってくることがあるんです!

今回は、「ボーナスから引かれた税金は戻るのか?」という素朴な疑問に、税理士の立場からやさしくお答えします。


■ そもそも、なぜボーナスからも税金が引かれるの?

ボーナスは、月々の給料と同じ「給与所得」として扱われるため、所得税・住民税・社会保険料などが普通にかかります。
ただし、ボーナスに対する所得税は、

「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」
に基づいて、ざっくりと計算されている

のが特徴です。
→ つまり、“ざっくり多め”に引かれている可能性があるんですね。


■ 年末調整で戻ってくる可能性があるワケ

年末調整では、その年1年分の「給与所得」に対する正確な税額を計算し直します。

  • 月々の給料から天引きされた所得税
  • ボーナスから天引きされた所得税

これらを年末にまとめて精算するため、**引かれすぎていた場合は「還付」**されるのです。


■ 還付されやすいケースとは?

特に、以下のような人は年末調整で税金が戻りやすい傾向があります。

  1. ✅今年の収入が昨年より少ない
    → ボーナス支給時点では「前年の税率」をベースに源泉徴収されることが多いため
  2. ✅途中で扶養家族が増えた(結婚・出産など)
    → 扶養控除が加味されておらず、多く引かれている
  3. ✅保険料控除・住宅ローン控除などが年末にまとめて反映される
    → ボーナス支給時点ではこれらの控除は反映されていない

■ 「戻らない人」もいるので注意!

もちろん、年末調整=必ず還付ではありません。
以下のようなケースでは、むしろ**追加で税金を納める(追徴)**こともあります。

  • 副業収入など、別に所得がある
  • ふるさと納税をやりすぎて控除枠オーバー
  • 扶養控除が誤って適用されていた など

■ 還付はどうやって受け取れる?

12月の給与明細を見てみましょう。
「年調還付金」や「調整額」などとして、差額がそのまま給与に上乗せされます。

📌 自分で手続きする必要は基本的にありません(会社がやってくれます)。


■ まとめ:夏の“ガッカリ”も、年末にちょっと笑えるかも?

ポイント 内容
ボーナスにも税金がかかる 所得税・住民税・社会保険料などが差し引かれる
年末調整で正確な税額を再計算 多めに引かれていれば“年末に戻ってくる”ことがある
戻る人・戻らない人がいる 扶養や控除の有無、年間収入によって変わる
還付は給与に上乗せで受け取る 手続き不要。年末の給与明細に注目!

「ボーナス、引かれすぎてつらい…」と思っている方も、年末調整まで気を抜かず、“戻るかも”に期待して年末の給与明細をチェックしてみてくださいね。

田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

 

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じゃあ外付けの冷却ファンだなと思い(Switch2本体買えていませんが…)、検索。。
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購買意欲が少し失せましたが、今日の抽選発表も順当に外しました。

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