【必見】創業前に知っておきたい5つの注意点|失敗しないための基礎知識
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こんにちは、税理士の田中です。
「いつかは自分の店を持ちたい」
「フリーランスとして独立してみたい」
――そんな思いを抱えている方は年々増えています。
ですが、いざ始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する方も少なくありません。
今回は、創業前に必ず押さえておきたい5つの注意点をわかりやすく解説します!
1. 自己資金だけで回せるか?資金繰りはシビアに考えよう
創業直後は思ったように売上が上がらず、資金が足りなくなることが最も多い失敗原因です。
- 設備投資や初期費用だけでギリギリの予算を組んでいないか?
- 当面の運転資金(3~6か月分)は確保しているか?
📌【対策】
日本政策金融公庫や自治体の創業融資制度など、外部資金の活用も前向きに検討を。
2. 事業計画を「数字」で説明できるか?
「熱意」や「アイデア」は大切ですが、事業は数字で成り立っています。
- 商品やサービスの単価・原価・利益率
- 月ごとの売上見込みと支出
- 黒字化するタイミングはいつか?
📌【対策】
ざっくりでもいいので、事業計画書を数字で作ってみることが大切です。融資や助成金の審査にも有利になります。
3. 開業届・青色申告はすぐ出す?出さない?タイミングが重要
開業したら「開業届」は原則として1か月以内に提出。
また、青色申告承認申請書を出せば、最大65万円の控除が使えるようになります。
📌【対策】
開業する月・タイミングを見計らって、青色申告を初年度から適用できるように準備しておきましょう。
4. 経理と税金、なんとなくで始めると痛い目を見る
「とりあえずExcelで」「レシートはためておこう」
…では、確定申告時に泣くことになります。
📌【対策】
- 会計ソフトを早めに導入する
- 支払いはなるべく事業用口座やカードに分ける
- 領収書は日付順に保管
→ 開業と同時に経理の仕組みを整えておくと、あとがグッと楽になります。
(やりようによっては、とりあえずExcelで…、会計ソフトは後回しで… も悪くありません)
5. 家族やパートナーとの認識合わせ、できてますか?
見落としがちなのが、周囲の理解と協力です。
- 生活費や時間の使い方に無理が出ないか?
- 家族の生活にも影響が出る可能性は?
📌【対策】
一緒にリスクも背負うパートナーがいる場合は、創業前にじっくり話し合っておくことがとても大切です。
■ まとめ:創業はスタートライン。準備で差がつきます!
注意点 | チェックポイント |
---|---|
資金計画 | 自己資金だけで回る? 運転資金の見通しは? |
事業計画 | 数字で語れるか? 売上・支出・利益の見込みは? |
開業届・青色申告 | いつ出す? 節税メリットを受けられるか? |
経理体制 | 開業直後から仕組みを整備できているか? |
家族との認識 | ライフスタイルやお金の考え方は共有できているか? |
創業は人生の大きな決断。
そのスタートを成功させるには、「勢い」だけでなく冷静な準備と戦略が必要です。
ひとりで悩まない。税務のプロが、創業の段階から伴走します。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
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昨日までとは打って変わってカラッとした気候。
体感がまったく違いますね。
一方で、梅雨の早期撤退が招く水不足がこわいです。
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