お盆前が勝負!確定申告に向けて今やっておきたい3つのこと
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「確定申告なんて、まだ先の話」と思っていませんか?
たしかに申告期限は翌年3月ですが、準備は早いに越したことはありません。
特にフリーランスや個人事業主の方は、年末から一気に準備するのは大変。
実は、お盆前のこのタイミングで一度立ち止まり、手を入れておくことで、秋以降の負担をぐっと減らすことができます。
今回は、税理士の視点から「お盆前にやっておくべき確定申告準備の3つのこと」をご紹介します。
1.レシートや領収書の整理・データ化
1月~6月までの前半戦が終わった今こそ、領収書類を整理するチャンスです。
- 紙のレシートや領収書は、スキャンやスマホ撮影してデータ保存
- 会計ソフトやExcelに入力して、ひとまず「仮入力」でもOK
- 紛失しがちな小口現金や立替精算も、今のうちに思い出して記録
年末にまとめてやると、記憶が曖昧になってしまいます。
「夏までの分を一度区切る」という意識が、その後の帳簿づけをラクにしてくれます。
2.未処理の経費・取引のチェック
実は多いのが、「処理したつもりで抜けている取引」です。
- 請求書を発行したのに、売上として入力していなかった
- サブスクの引き落としに気づいていなかった
- クレジットカードの利用明細に経費が混ざっていたのに、未入力のまま
このような**“うっかり”を早めに拾っておく**ことで、申告の精度が上がります。
特に、ネットバンキングやクレカ明細は、数か月で閲覧できなくなることも。
今のうちにダウンロード&保存をおすすめします。
3.税理士に相談しておく(または税理士探し)
税理士にとっても、お盆前後の時期は比較的スケジュールに余裕があります。
このタイミングで、
- 今年の収支見込みを共有し、節税のアドバイスをもらう
- 経費の判断に迷っている項目をまとめて相談する
- 電子帳簿保存法やインボイス制度への対応について確認する
といった事前の情報整理が可能です。
また、「年明けに税理士を探そう」と考えている方も要注意。
2月以降は繁忙期のため、新規依頼を断られるケースもあります。
依頼を検討しているなら、今のうちに連絡をとっておくのがベストです。
まとめ:お盆前の“ちょっとした準備”が、確定申告をラクにする
夏のうちに一度手を入れておけば、秋からの作業が軽くなり、
確定申告前のバタバタも避けられます。
- 領収書・レシートを整理しておく
- 未処理の取引がないか見直す
- 税理士に相談して方向性を確認する
この3つをお盆前に済ませておけば、
「年明けから慌てて入力」「申告期限ギリギリで修正」なんて事態も防げます。
今年こそ、ゆとりある確定申告を目指しましょう!
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
梅雨明けして猛暑が戻ってきました。
車内はエアコン効かせても日差しが痛いほど。
風邪が流行っているなんて話も聞くので、いつもどおりの睡眠おおめで乗り越えたいと思います。
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