ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

数字が苦手な経営者でも押さえたい!毎月チェックすべき「5つの指標」

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経営者と話をしていると、よく出てくるのがこの言葉です。
「数字が苦手なんです」
「決算書を見ても、何を見ればいいのか分からない」

決して特別なことではありません。
むしろ自然な感覚でしょう。
では、そんな中でも、数字を武器にしている経営者は何をしているのでしょうか?

実は特別なスキルや複雑な指標を駆使しているわけではありません。
大切なのは 「見るべき数字を絞る」 こと、「それを毎月必ず確認する」 ことです。


毎月チェックしたい「5つの数字」

ここで紹介するのは「毎月見るべき5つの数字」
これだけでも、経営判断の軸がしっかりしてきます。


売上高

まずは売上高。
目標額を達成できているかどうかです。

目標と実績のズレを見ることで、次の打ち手が具体的になります。


経常利益

売上が伸びた、でも利益が伸びない…
では意味がありません。

経常利益は「本業でどれだけ稼げているか」を示す指標。
ここでも計画との差を確認し、早めに手を打つことが重要です。


現預金残高

企業はキャッシュが尽きたときに倒産します。
いくら赤字でも、お金があれば事業は継続できます。

「資産の30%はキャッシュ」とか、「月商4か月分のキャッシュ」とか。
一般的にいわれている目安があります。
毎月の現預金残高を確認することで、資金繰りの安定性が変わります。


純資産(自己資本)

過去の利益の積み重ねである純資産は、企業の“体力”です。
自己資本比率(=純資産 ÷ 総資産) が30%以上あれば、会社の規模にもよりますが、金融機関の印象は悪くないでしょう。


借入金

借入は成長のために必要なものですが、返済ペースが重すぎれば経営(キャッシュ)を圧迫します。

「借入総額 ÷ 年間返済額」で返済年数が算出できます。
それが3年以内なら、返済計画を見直したほうがよいかもしれません。


まとめ:数字を「味方」にするために

数字が苦手だからといって、決算書を丸ごと理解する必要はありません。
まずはこの5つだけを毎月確認し、変化を把握すること。
それを繰り返すことで、数字が経営の“羅針盤”になっていきます。

👉 次回の月次報告から、ぜひこの5つに注目してみてください。

田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

 

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ZOOMウェビナーで研修受講の予定が、ネットの不調で参加できず。
こうなってしまうとLIVEのみの研修はどうにもなりませんね。

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