「節税しない」という選択肢について
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税金の話になると、
どうしても「節税した方がいい」「節税しないと損だ」という言葉が先に出てきます。
もちろん、節税そのものが悪いわけではありません。
制度として用意されているものを、正しく使うことは大切です。
ただ、税理士として仕事をしていると、
「全員が節税すべきではないのではないか」
と感じる場面も少なくありません。
節税が目的になると、判断を誤りやすい
節税を意識しすぎると、
- 本来いらない支出をしてしまう
- 制度のために行動が縛られる
- 数年後に後悔する
といったことが起こりやすくなります。
「税金が減るから」という理由だけで動くと、
お金の使い道そのものが歪んでしまうことがあります。
無理な制度利用が生むリスク
制度には、必ず前提条件があります。
- 期間
- 金額
- 使途
- 手続き
これらを無視して
「とにかく節税になるから」と使ってしまうと、
後から修正が効かなくなるケースもあります。
節税は、
“やめたいときにやめられない”選択になることもあるのです。
「節税しない=損」ではない
節税をしないという選択は、
決して「何も考えていない」という意味ではありません。
- 手元資金を優先する
- 将来の自由度を残す
- シンプルな状態を保つ
こうした考え方も、
十分に合理的な判断です。
税金を少し多く払う代わりに、
身軽さを選ぶという選択もあります。
税理士が大事にしている視点
税理士として大事にしているのは、
- 税金がいくら減るか、ではなく
- その人の生活や事業が続くか
という点です。
節税は、
人生や事業の「主役」ではなく、
あくまで「脇役」です。
静かな結論
節税は、
「できるからやる」ものではなく、
「無理がないからやる」ものだと思っています。
何もしない、という選択も含めて、
それぞれに合った距離感があっていい。
税金の話こそ、
少し静かに考える余白が必要なのかもしれません。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

本日記
年明けしてから筋トレの負荷を上げました。
おそらく大した変化は起こせないと思いますが、「大した」未満でも起こればと。
パーソナルトレーニング気になりますが、高いなー。
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●松本まりか・ファーストサマーウイカ あそびタイノ