税理士が制度改正を見るとき、最初に考えていること
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税制改正のニュースを見ると、
「これは得なのか」「使った方がいいのか」といった話題が、どうしても先に出てきます。
もちろん、それは間違いではありません。
でも、税理士として制度改正を見たとき、
最初に考えていることは、実はそこではありません。
「得か損か」より先に見るポイント
制度改正を見るとき、私がまず確認するのは、
- この制度は、どんな人を想定して作られているのか
- どこで線を引こうとしているのか
- 国は、どんな行動を促したいのか
といった点です。
「お得そうに見える制度」ほど、
その裏には必ず“こう動いてほしい”という意図があります。
制度は整っているのに、不安が消えない理由
最近の税制改正を見ていると、
制度そのものは、以前よりかなり整理されてきた印象があります。
それでも、
- 何が正解なのか分からない
- これで本当に大丈夫なのか不安
という声は、むしろ増えているように感じます。
理由はシンプルで、
制度が「一般論」として作られているからです。
税理士が一番気にしていること
制度は、あくまで「平均的な人」を前提に設計されています。
しかし実際の相談では、
- 家族構成
- 収入の状況
- 働き方
- 将来の見通し
など、これらが同じ人はほとんどいません。
税理士が一番気にしているのは、
「制度に当てはまるかどうか」ではなく、
その人の生活や仕事に、無理が生じないかという点です。
なぜ、答えは人によって変わるのか
同じ制度であっても、
- 使った方がいい人
- 使わない方がいい人
は必ず出てきます。
それは、制度が悪いわけでも、
理解が足りないわけでもありません。
前提条件が違えば、答えが変わるのは自然なことです。
「よく分からない」という感覚は、たぶん正しい
税制改正のニュースを見て、
「なんとなく分かりにくいな」と感じたとき。
その感覚は、たぶん間違っていません。
制度は便利ですが、
万能ではありません。
だからこそ、
制度を見る前に、自分の状況を見ることが大切なのだと思います。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

本日記
ネコ用ハンモックが届きました。
窓ガラスに吸盤で貼り付けるタイプです。
気に入ってくれたようですが、昇り降り用にキャットタワーを組み合わせたほうがよさそうです。
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