令和7年分 路線価発表 ― 鳩居堂前が40年連続で全国トップに
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国税庁は7月1日、令和7年分の路線価を公表しました。
今年の発表では、全国の最高路線価が再び「東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り(鳩居堂前)」となり、昭和61年分から40年連続のトップを記録しました。
今年の全国トップ:鳩居堂前
- 1㎡あたり:4,808万円
- 前年比:8.7%増
- 過去最高だった令和2年分(4,592万円)を超え、再び最高値を更新しました。
都道府県庁所在都市の動き
- 上昇:35都市(前年37都市)
- 横ばい:11都市(前年9都市)
- 下落:1都市(前年1都市)
全国的には上昇傾向が続いており、標準宅地の評価基準額の全国平均は2.7%増。
前年の2.3%増を上回り、4年連続の上昇となりました。
能登半島地震の影響について
令和6年の能登半島地震で被災した地域について、令和7年分の路線価では前年のような調整率等の適用は行われませんでした。
ただし、石川県の7市町(穴水町、内灘町、志賀町、珠洲市、七尾市、能登町、輪島市)の倍率地域については、震災の影響で令和7年度の固定資産税評価額を確認できなかったため、令和5年度の評価額に基づく倍率で評価額を算定する特例が設けられています。
まとめ
令和7年分の路線価は、全国的に引き続き上昇基調。
特に銀座・鳩居堂前は40年連続で全国トップという記録を更新しました。
一方で、被災地については特例的な評価方法が適用されるなど、地域事情を踏まえた運用も行われています。
相続税や贈与税の土地評価に直結する路線価。
全国的な動きや地域ごとの傾向を把握しておくこと、何かいいことがあるかもしれません。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
今朝方、久しぶりにちょっと涼しめでした。
しっかり晴れたのでそれもわずかな時間でしたが。
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