知っていますか?「税を考える週間」──税金を身近に感じる1週間
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毎年11月11日から17日までの1週間は、**「税を考える週間」**です。
この期間は、国税庁が中心となって「税金の意義や役割を考えるきっかけを作ろう」という目的で行っている全国的なキャンペーンです。
「税を考える週間」ってどんな取り組み?
国税庁では一年を通じて租税に関する啓発活動を行っていますが、その中でもこの1週間は特に力を入れて広報活動を実施しています。
目的は、**「税金がどのように社会を支えているのか」**を多くの人に理解してもらうこと。
たとえば、次のような取り組みがあります。
- 新聞やインターネット広告を使った広報活動
- 国税庁ホームページやYouTubeチャンネルでの動画配信
(「もしも税金がなかったら?」という動画も人気です) - 大学生や社会人向けの講演会・説明会
- 中高生による“税に関する作文”の表彰
- 地域の民間団体と連携したイベント開催
こうした活動を通じて、税務行政に対する理解を深めてもらうとともに、納税者からの意見や要望を聞く機会にもなっています。
今年のテーマは「これからの社会に向かって」
2025年の「税を考える週間」では、
「これからの社会に向かって」
というテーマが掲げられています。
物価上昇、少子高齢化、社会保障費の増大など──
これからの日本社会を支えるうえで、税金の果たす役割はますます大きくなっています。
税金は“取られるもの”ではなく、“支え合うための仕組み”。
そうした意識をもう一度考え直すきっかけになる時期ですね。
(とはいえお金持ちは取られると思うでしょうし、支えるばっかりと考えるでしょうが…)
「税を考える週間」の歴史は70年近く!
この取り組み、実はかなり歴史があります。
始まりは昭和29年(1954年)に設けられた**「納税者の声を聞く月間」**。
当時は、申告納税制度が始まったばかりで、税務行政への不満も多く聞かれた時代でした。
納税者と行政が信頼関係を築くためにスタートしたのが、現在の「税を考える週間」の原型です。
その後、
- 昭和31年:「納税者の声を聞く旬間」
- 昭和49年:「税を知る週間」
- 平成16年:「税を考える週間」
と名前を変えながら、時代に合わせて内容も進化してきました。
いまでは“税を考える文化”を根づかせるための国民的キャンペーンとして定着しています。
税を「考える」ことの意味
税金は、私たちの生活を支えるインフラ、教育、医療、福祉など、あらゆる分野の財源になっています。
普段は意識しづらいですが、身近な生活の中で多くの形で支え合いの仕組みとして機能しています。
「税を考える週間」は、
- なぜ税金を納めるのか
- そのお金はどこでどう使われているのか
- 公共サービスの維持と負担のバランスをどう考えるか
こうしたことを一人ひとりが考えるきっかけになる期間です。
(というキレイゴトは抜きにして、ただ取られるだけはイヤだ!とか、税について知っておこう!というスタンスでもOKです)
さいごに
税金は難しいテーマですが、国や社会を成り立たせるうえで欠かせないものです。
もし少しでも興味を持ったら、ぜひ国税庁の特設サイトや動画を覗いてみてください。
きっと「税金=身近な仕組み」と感じられるはずです。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

本日記
ドラクエIですが、ゴールド稼ぎに限ってカンタンモードを解禁しました。
終盤に差し掛かり武器防具が高すぎますので。。
いい歳した人間で、お世辞にもゲームが上手いとは言えない身ですからね。
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