令和7年分の確定申告は「スマホ×マイナポータル連携」が主役に― ボイスボットも試行導入、相談の形が変わります ―
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令和7年分(2025年分)の確定申告に向けて、国税庁からさまざまな新しい取り組みが公表されています。
今回のキーワードは、
- スマホ申告の本格化
- マイナポータル連携の拡充
- AI(ボイスボット・チャットボット)による相談対応
です。
「確定申告=難しい・面倒」というイメージを、少しずつ変えようとする動きが見えてきます。
スマホ申告+マイナポータル連携がさらに便利に
国税庁は、令和7年分の確定申告において、
e-Taxの利用とマイナポータル連携の活用を強く呼びかけています。
マイナポータル連携の対象が拡大
2025年1月以降、次の情報もマイナポータル連携の対象に追加されました。
- 生命保険契約等の一時金・年金
- 損害保険契約等の満期返戻金・年金
- ふるさと納税以外の一部寄附金
(国連UNHCR協会、国境なき医師団日本、日本ユニセフ協会 など)
これにより、
自分で金額を入力しなくても、申告書に自動反映される情報が増えた
ということになります。
iPhoneでも「スマホ用マイナンバーカード」が利用可能に
これまでAndroidのみ対応していた
スマホ用マイナンバーカード機能が、令和7年分からは iPhoneでも利用可能 になりました。
これにより、
- マイナンバーカードをスマホで読み取らなくても
- スマホだけで申告書作成~e-Tax送信まで完結
できるようになります。
ただし「有効期限」には注意
令和7年度は、
- マイナンバーカード
- 電子証明書
の更新時期を迎える人が多いとされています。
有効期限が切れると、e-Taxでの申告ができません。
「使おうと思ったら期限切れだった」という事態を避けるため、事前確認が重要です。
夜間・休日も相談できる「確定申告ボイスボット」を試行導入
今回の注目ポイントのひとつが、
確定申告電話相談 稼働時間外用ボイスボット の試行導入です。
ボイスボットの概要
- 実施期間:2月5日~3月16日(予定)
- 対応時間:
・平日夜間
・土日・祝日
(※オペレーター対応時間外)
相談内容に応じて、
- 音声での自動回答
- 関連する国税庁FAQページのURLをSMS送信
といった形で案内してくれます。
平日昼間に電話できない人にとっては、
**「とりあえず聞ける窓口」**として使い勝手が良くなりそうです。
チャットボット「税務職員ふたば」も対応範囲を拡大
国税庁ホームページのチャットボット
**「税務職員ふたば」**も機能拡充されています。
- 所得税
- 消費税
に加えて、
令和7年分からは「贈与税」も新たに対応しました。
「これって申告が必要?」といった初歩的な確認には、
まずチャットボットを使う、という流れが今後は一般化しそうです。
基礎控除・給与所得控除の変更点も自動計算で対応
令和7年分では、
- 基礎控除
- 給与所得控除
に改正があります。
ただし、
「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、自動計算されるため、
- 記載漏れ
- 計算ミス
の心配は大きく減ります。
高額所得者向けの新制度にも注意
令和5年度税制改正により、
令和7年分からは
おおむね30億円を超える高い所得
を対象とした
**「極めて高い水準の所得に対する負担の適正化措置」**が適用されています。
「自分が対象か分からない」という人向けに、
国税庁ホームページには 判定用フローチャート も用意されています。
まとめ:確定申告は「自力でできる人」が増える設計に
令和7年分の確定申告は、
- スマホ申告の定着
- マイナポータル連携の拡充
- AIによる相談対応(ボイス・チャット)
など、
「できるだけ人手を介さず完結させる」方向がはっきりしています。
一方で、
- 制度改正が多い
- 自分が申告対象か判断しにくい
といった点は依然として残ります。
「便利になったから大丈夫」と思い込まず、
不安があれば早めに確認・相談することが、結局いちばんの近道です。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

本日記
昨晩18日ぶりに我が家へ帰ってきたネコ。
よほど疲れているのか、今日は寝っぱなしです。
(それにしてもよく帰ってきたなぁと思うと、まだ泣けます。)
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