確定申告後の「納付方法」まとめ|自分に合った支払い方を選ぼう
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確定申告で税額が確定したあとは、「どうやって納付するか」を自分で選ぶ必要があります。
申告書を提出しても、税務署から納付書や通知が届くわけではありません。
そのため、あらかじめ納付方法を知っておくことが大切です。
令和7年分の所得税等(第3期分)の納期限は、令和8年3月16日(月)。
期限を過ぎると延滞税が発生する可能性があるため、早めの対応がおすすめです。
納付方法は大きく2種類
納付方法は、キャッシュレス納付とそれ以外の方法に分かれます。
キャッシュレス納付(おすすめ)
国税庁も利用を勧めているのがキャッシュレス納付です。
1. 振替納税
事前に届け出た預貯金口座から、自動で引き落とされる方法です。
- 申込み期限:令和8年3月16日(月)
- 振替日:令和8年4月23日(木)
- 申告期限までに申告書を提出していることが条件
「うっかり払い忘れ」が防げるため、毎年確定申告をする方には特に向いています。
2. ダイレクト納付(e-Tax)
e-Taxを利用し、登録した口座から任意のタイミングで引き落としができます。
- 初回のみ「ダイレクト納付利用届出書」が必要
- 届出後、e-Taxのメッセージボックスに「登録完了通知」が届いてから利用可能
「金額を確認してから支払いたい」という方に向いています。
3. インターネットバンキング・ATM
ネットバンキングやATMから直接納付する方法です。
普段からネットバンキングを使っている方には手軽です。
4. クレジットカード納付
専用サイトを通じてクレジットカードで支払う方法です。
- 決済手数料が別途必要
- 納付額は1,000万円未満まで
ポイントを貯めたい方には選択肢になりますが、手数料には注意が必要です。
5. スマホアプリ納付
e-Tax送信後に、スマホ決済アプリ(○○Pay等)で支払う方法です。
納付税額30万円以下が対象です。
キャッシュレス以外の納付方法
1. コンビニ納付(QRコード)
国税庁サイトでQRコードを作成し、コンビニで現金納付する方法です。
納付税額30万円以下が対象です。
2. 金融機関・税務署の窓口で現金納付
従来どおり、窓口で現金や小切手により納付する方法です。
納付書がない場合は税務署で入手可能です。
まとめ|「自分に合った納付方法」を早めに選ぼう
確定申告後の納付は、自分で選んで、自分で手続きするのが原則です。
特に振替納税やダイレクト納付は、手間やミスを減らせる便利な方法です。
「申告は終わったのに、納付を忘れていた…」とならないよう、
申告とセットで納付方法も確認しておきましょう。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

本日記
肥えてしまいがちな年末年始。
30日からの5日間の過ごし方が問題なわけですが、この年末年始は体を動かす日をもうけようかと。
食べるほうを我慢するのは難しいですから。
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