ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

税理士に丸投げでもコミュニケーションは投げるな

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税理士任せで安心してた社長、まさかの申告ミスで追徴課税

「すべてお任せで大丈夫だと思っていた…」

都内で飲食店を経営するK社長。帳簿も資料の整理も苦手で、税理士にすべて丸投げして毎年の確定申告を済ませていました。

「とにかく領収書と通帳コピーを渡しておけば、あとは税理士さんがやってくれる」
そう思って、申告内容を自分で確認することもなく、何年も過ごしていたのです。

「ある日、税務署からの連絡が…」

ある年、K社長のもとに税務署から「お尋ね」が届きました。気にせずにいたものの、その後税務署から直接電話があり、「内容確認のため、調査を行います」との通知が。

そして始まった税務調査で、以下のようなミスが発覚:

  • 私的な支出が経費として計上されていた
  • 一部の売上が申告漏れになっていた
  • 税理士とのやり取りの中で、事実と異なる処理がなされていた

K社長は「税理士に任せていたから大丈夫」と主張しましたが、税務署の回答はシンプルでした。

「最終的な責任は納税者本人にあります」

結果、追徴課税が発生してしまいました。


任せっぱなしは危険。最低限の確認を

税理士に依頼することは正解です。ただし、任せっぱなしでは思わぬトラブルを招くことも。以下の点には注意しましょう。

  • 申告書提出前に内容を税理士に確認する
  • 不明点があったら納得いくまで税理士に聞く
  • 帳簿や証憑の保管は納税者の責任

まとめ:信頼と対話で、正確な申告を

税理士との関係は「信頼と対話」が鍵です。丸投げではなく、パートナーとして歩む姿勢が、安心の申告につながります。

☝️税理士にも問題はあるが

この記事では「お任せし過ぎた納税者が悪かった」という風に書いていますが、もちろん任された税理士にも責任はあるでしょう。
とはいえ、「忙しいんだからいいようにやっといて」などと考えてはいけません。

たとえば飲食店のレシートひとつをとっても、その中身は「得意先の接待」なのか「プライベートの飲食」なのか、税理士にはわかりません。
また、税理士との雑談から思わぬ展開になることもあって、そのような場合は「早めに分かってよかった」となるケースもよくある話です。

せっかく税理士に依頼するのであれば、しっかりコミュニケーションをとりましょう。

田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

 

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ビジネスホテルでもずいぶん高いですもんねぇ。。

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