第六世代税理士カードは「Switch2のキーカード」と同じだった!
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「税理士用電子証明書、2枚持てますか?」
この質問、第五世代までは意味がありました。
でも、第六世代からは前提が変わっています。
その違いを、ちょっと身近なたとえで説明してみます。
税理士カード=「税理士本人である証明」
税理士カードの正式な役割は、
電子署名を行うための本人確認ツール
です。
e-Taxなどの電子申告では、
「この申告書を本当にこの税理士が作成したのか」
を確認する必要があります。
そのために使うのが、税理士カードです。
また、税務代行は税理士の特権ということもあり、納税者本人の電子署名(本人のマイナンバーカード)に代えて、税理士カードの署名のみでe-Tax送信が可能です。
第五世代までは「ソフト内蔵型」
第五世代税理士用電子証明書は、
- ICカードの中に電子証明書が入っている
- 物理カードが壊れたら証明書も使えない
言ってしまえば、
カード=電子証明書そのもの
でした。
だから、
「壊れたら困る」「予備がほしい」という理由で
申請すれば2枚取得が可能でした。
第六世代は“クラウド型”
令和7年8月から発行されている第六世代は仕組みが違います。
- 電子証明書はクラウド上のリモート署名サーバに保管
- 手元の税理士認証カードは“ログイン用ツール”
すなわち、
カードの中に証明書は入っていない
ここが決定的な違いです。
「2枚発行」は原則なし
第六世代では、
- 破損・紛失するのはカード本体
- 電子証明書はクラウド上にある
なので、カードは“パスポート”のような存在。
もし紛失しても、
- 再発行手続きは比較的簡便
- 証明書自体は消えない
という設計です。
さらに将来的には、
- 日税連や税理士会の各種手続き
- 総会委任状
- 会員専用サイトログイン
などの本人確認ツールとして活用予定(らしいです)。
だからこそ、
有効カードが複数枚あると本人確認の信頼性が下がる
という理屈(だそうです)。
そのため、原則1枚発行 という運用になっています。
なぜ「Switch2のキーカード」なのか?
ゲーム機でたとえると、
昔は「ソフトがカートリッジに入っている」タイプ。
2025年6月に発売したSwitch2は、
データはサーバー側(DLして本体に納まりますが)
手元のカードは“鍵”
という仕組み。
第六世代税理士カードは、まさにこの“キーカード”です。
万が一の備えは?
物理カードなので、破損や紛失のリスクはあります。
その対策として、
マイナンバーカードとの紐づけ
が可能です。
紐づけをしておけば、マイナンバーカードで署名可能。
バックアップの“別ルート鍵”を持てるということです。
税理士として押さえておきたいポイント
✔ 第六世代はクラウド型
✔ カードは「証明書」ではなく「アクセス鍵」
✔ 原則1枚発行
✔ マイナンバーカード連携でリスク分散可能
まとめ
第六世代税理士用電子証明書は、
「カードの中に証明書がある時代」から
「クラウドに証明書がある時代」へ。
2枚持てないのは不便なのではなく、
設計思想が変わった結果です。
(紛失リスクに備え、マイナンバーカード連携があります)
カードは“本体”ではなく、“鍵”。
Switch2のキーカードと同じ。
仕組みを理解すれば、納得感はあります。
田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日

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