リモートワーク。電気代などの負担,してもらってる？

 

「テレワーク」とか「リモートワーク」とか、横文字が増える一方の昨今。
電気代など、自宅仕事で発生することになるものを会社が負担しますと、通勤手当などと同様、非課税の扱いになります。

通勤手当が出ないなら

サラリーマンが自宅で仕事をしますと、自宅の光熱費が増えるハズです。
ノートパソコンなど、仕事道具は会社が用意してくれるでしょう。
しかし電気代などの光熱費はどうか。。

通勤がなくなった、もしくは少なくなったことで通勤手当がナシになったのなら、仕事のために増えた「光熱費」分は損をしていると考えられなくもありません。

経理部の怠慢か

テレワークのため、従業員宅で負担することになる光熱費。
これを会社が負担した場合、もちろん無制限ではないですが、その負担額に税金はかけません（給料にしません）と国税庁は回答しています。

よい・悪いはさて置き、給料の一部を「光熱費」に置き換えてしまえば節税が図れます。
そんなセコイことはせずとも、通勤手当から「光熱費」手当にしたっていい。

ただし、これをしますと経理部の負担が増えます。
経理部が「いやだ！」と言うことで、人知れず流れているかもしれません。

上場企業は光熱費手当を出しているか

ひとりで事務所経営をやっている身だからか、「上場企業ならば光熱費手当を出しているだろう」なんて思ってしまうものです。
で、そういうところで働いている妹夫婦に聞いてみました。
全然もらっていません…とのこと。
「そりゃー経理の怠慢かもね」と即答してしまったのは、我が身にふりかかれば「めんどうだなぁ。。」と思っちゃうからでしょうね。

Writer｜山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。