純損失や譲渡所得があったら確定申告書等作成コーナーをつかおう

 

譲渡所得があった年の確定申告書は、国税庁が提供している「確定申告書等作成コーナー」をつかって作成しましょう！

 

会計freeeだと。。

クラウド会計で名を馳せた「会計freee」。
たしかに普段の経理はラクができます。
しかしこと「申告書」となると話がちがってきます。

たとえば純損失（第四票（一）（二））があったり、譲渡所得があったりしますともうダメ。。
「譲渡所得の内訳書」は作れませんし、「第四票（一）」「第四票（二）」は手入力です。

ワイジャパニーズピーポー！

弥生会計だと。。

では「弥生会計」ならばどうでしょう。

「第四票（一）」「第四票（二）」ならば自動作成してくれます。
が、譲渡所得の内訳書はダメ。

ガックシ。。

確定申告書等作成コーナーの欠点

その点「確定申告書等作成コーナー」は優秀です。
優秀な上に無償ですから。まぁ、税金で作っているシステムですがｗ
いやだからこそ、使わないのはもったいないとも言えます。

そんな同コーナーですが、税理士が代理して作成をすると、ブラウザが「IE11」である必要があります。
もうじきサポート終了のIEだって？　マジかよ？
…って感じですが、2022年4月現在、マジです。
まぁおそらくは、2022年分（2023年3月申告分）以降、Chromeなど多数が使っているブラウザをサポートすると思われますが。

早めがカギ

freeeの確定申告書作成がこんなに頼りない、
弥生会計の確定申告書作成もこんなもんなの？

…と気付くのが申告期限ギリギリだったりすると焦ります。
2022年3月14日、15日は、e-Taxのシステムが非常に重い状態が続き、そういった点でもあらためて「早め」の大事さを感じることとなりました。

いつもより申告書が複雑になりそうだぞ…
と思ったら、早め早めです。
早めに問題にぶつかれば、時間的余裕が助けてくれます。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。