独立直後の失敗。トラタヌに注意。
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独立直後は出費しがちです。
そんなつもりはなくとも、やっぱりどこかテンション高くなっているというか。
浮かれてしまっているからかもしれませんね。
豪華な看板、いる?
最初やってしまいがちの筆頭格といえば、お店(事務所)の「看板」でしょう。
知ってもらわねば!
…という気持ちはわかるのですが、届けたい人に知ってもらえるかといえば。。
私はといえば、独立前に代替わりした税理士の失敗を目の当たりにしたこともあり、看板にお金をかけることはしませんでした。
看板で成果を出そうと思ったら、よほど腕のあるコンサルの力(アドバイス)が必要じゃないでしょうか。
その広告費、回収できる?
広告も注意したいです。
これは独立直後に関わらず…ですが。
その広告に関しては、職業柄(税理士)、「広告費」に釣り合うだけの「利益」がどれほど必要か。目の当たりにする機会がたくさんあるからですね。
「利益」率が10パーセントであったら、「利益」を生み出すための売上は10倍必要です。
新聞広告なんて打とうものなら、売上がちょこっと上がっただけでは回収なんてできません。
トラタヌ要注意!
「取らぬ狸の皮算用」をしてしまうと、つい買い物をしがちです。
たとえば相続専門の税理士じゃなかったら、相続税のソフトは相続の案件の依頼をもらってから買えば十分間に合います。
結果「毎年ソフトの更新してるな」となれば、それはそれでよいこと。
いやちょっと例が軽すぎました。
もっと気をつけないといけないのは、「大きな案件が決まりそう!」という浮かれです。
案件に備え、
●人を増やそう!
●事務所を広いところに移転しよう!
●これらに備えて備品をそろえよう!
となって、もし案件が流れたら。。
泣くに泣けません。
仕事に必要なものを買う
独立しますとブレーンは自分です。
冷静に判断しなきゃいけません。
それから、税金を支払うことを過度に嫌がっちゃいけません。
もしお金に困ったら、銀行から借りることになります。
このとき、税金を支払っていない確定申告書だと借りられない可能性があります。
少なくとも、税金を支払っている確定申告書より印象は悪いです。
(所得控除で税金がゼロになるのはOK。事業では利益がほしいです)
借りたら「半分は残す」ことを考えましょう。
設備投資目的だと、設備投資分しか借りられませんから、そうも行きませんけれど。
とにかく「手持ち」も「銀行から借りたお金」も、無駄なことに使っちゃダメです。
「無駄ではない」とは、「売上を産む」物です。
「いい車」にはプライベートで乗ってください。
売上を産まない「いい車」が決算書(損益計算書、貸借対照表)に載ると、決算書を汚すことになります。
Writer|田中雅樹(税理士)
●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
昨日の雨の影響か、今日も終日涼しかったです。
梅雨入りしてしばらく続きますかねぇ。
昨日の1日1つ
●ニノさん
今日のラジオ
●藤田ニコルのあしたはにちようび