税金ルールのアップデートは大変だ。
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ここ数日、2021, 2022税制改正の雑誌記事を集中的に読んでいます。
「おそくない?」と言われればそうかも知れませんが、まぁ、読んでいます。
たとえば「所得拡大促進税制」など
給料増やしたら法人税(所得税)やすくするよ!
…という、日本の会社の給料アップを目論んだ税の特例。
2021年に改正があって、2022年の改正で2020年までのルールにちょっと戻っています。
実務の話をしますと、従業員がそれほど多くない会社なら泥臭くてもなんとか。
そこそこの規模になってきますと、経理部や人事部に話がとおっていないと大変です。
細かいところが毎年変わるね!
くらいに思っておいて、「やっぱり変わった!」となったら。
早めに手を打っておかないとそこそこ地獄です。
早期にサラッと見て、春過ぎに2度め
税制改正【大綱】というものが、毎年12月、時の与党から出されます。
国会の審議を経て、本決まりするのが翌年4月くらい。(たぶん)
「大綱」で本決まりといって差し支えありません。
でも形式上の本決まりを過ぎたタイミングで見ないと、あまりよくありません。
なぜって忘れるから。。
意識高い系の税理士が「大綱」が出た日にブログ記事にしたりして、「すげえなぁ…」と思います。
ただ実際のところ、使う段になってあらためてじっくり読まないと消化できません。
上のブロックに書いた所得拡大促進税制などは、
●準備のためにまず読んで、
●計算する段になったらまた読む
みたいなことに、大抵の人はなるのでしょう。
最初読んだ時にササッとExcelで計算式組んじゃうとかいう人もいるのでしょうが。
しかしホント日本の税金は難しい。
というか意地悪?
昭和30年代の「法律は簡素につくろう」の精神はどこいった?
ぶ厚い1冊を読まない
税金にはいろいろな種類がありまして、1つをピックアップしてみても、その中にさらに細々しているものもあります。
その細々のうちの1つだけで、本1冊になってしまう論点も。
ただし、こと「アップデート」に関していえば、その「1冊」を読んだりはしません。
必要もありません。
たまに勢いで買っちゃいますけれど、たいてい手つかずで終わります。。
「こんなところまで読めるか…」
は、また別の機会にでOKでしょう(あれば)。
アップデートはアップデートの読み方で
電子帳簿保存法もそうです。
会社や個人事業者がやらねばならないことに、法律くささはほとんでありません。
でも「ぶ厚い一冊」は「くさ」いです。
そこは、興味があるときだけ。
アップデートにはアップデートを目的にした読み方をしないと、身が持ちませぬぬぬ。。
Writer|田中雅樹(税理士)
●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
3×3ワールドカップ。
男女ともに決勝トーナメント出場ならずでした。
1試合が短く、サクッと熱くなれますね。
今回は残念でしたけれど。。
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