プライムデー。安くても不要なものに『待った』。

 

2021年6月のプライムデー。
ついつい安物買いを繰り返してしまう…という人。
私だけではないでしょう。

安いという理由だけで買っても、けっきょく使わなかったり。
使っても役に立たなかったりするのではないでしょうか。

ほしいもの、必要なものにお金を使いましょう。
自戒を込めて。。

安いとほしくなる

Fireタブレットにキーボードが付き、さらに「Microsoft365」1年分が付いたもの。
最高10パーセントのポイントバックまで考慮すると、このプライムデー買えば定価の半額相当です。

さすがにこの安さには引力あります。
必要だと感じるところがあれば、このタイミングを逃す手はありません。

安くてよいタブレット。キーボード付き、Microsoft365付き

で、18,980円です。プライムデー価格です。
ポイントが10％付けば実質で17,000円くらい。
「Officeほしいなー」ってだけで買ってもいいくらいです。
ちょっと大きめのオマケ（キーボード付きタブレット）が付いてくるノリで。

Microsoft365は、他のタブレットやパソコンにインストールすることもできますからね。

買って、使うか

もともとFireタブレットは「安いがこれで十分」と評価されていて、なかなかに人気のある商品です。
それにキーボードが付いたということで、触ってみたいと思わせる魅力があります。
Microsoft365もありますし。しつこいですが魅力です。

3年ほど前に「HD8」を買っておりまして、たしかに「安い割に」と思えるシロモノでした。
が、あっという間に使わなくなっちゃったんですね。。

というのはやっぱり、Androidタブレットを持っていたからで、そもそも要らなかったのです。
さらにその後、
●iPad（無印）を買った
●ノートパソコンを買った
ことで、完全に要らなくなりました。

買うまではいいけれど、果たして本当に使うか。
安物買いの銭失いでは、節約もなにもあったもんじゃないのです。

経費とプライベート

「ほしいもの」「必要なもの」を買いましょうと書きました。
であれば、買ってもよいのかといえば。。
例えば、仕事に不要な車（乗りたいだけの車）です。
これを「経費になるから」と事業用にするのはどうでしょうか。

仕事に使うことがあれば、仕事に使う割合だけ、経費にすることは間違っていません。
問題はそこ（所得とか税金とか）ではなくて、お金の使いかたです。
狂いが生じてしまうのではないか…　と思うのです。
タガが外れてしまうといいますか。

節税は私だってしたいですし、否定なんて1ミリもする気はありません。
小規模企業共済とかiDeCoとか、手持ちのお金に余裕があればやるべきです。

問題は「仕事」に、プライベートで「ほしいもの」を入れてしまうことです。
事業の成績がわからなくなることも問題ですが、もっと大きな問題。
本当に必要なときのお金（仕事用のお金）を失くしたり、必要なときに銀行から借りられない事態を招くかもしれないことが問題だなーって思うのです。

…という例は、書いていて、ちょっと極端かもなぁと思うところはあります。
仕事用のパソコンなんかは好きなもの買ってOKだと思っていますし。。

ボーダーラインは、『売り上げを呼ぶ投資』であるかどうかでしょうか。
損益計算書の構造がそうなっているのですからね。

Writer｜山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当は開業時よりすべて所長（タナカ）が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。