税理士になる前に「他業種を経験できてよかった」と思う。

 

税理士業界に身を置く前、他業種の経験をしておいてよかったなぁと思っています。

理学部情報科

大学の学部・学科ですね。
大学時代にこういう方面の勉強をしていたおかげで、社会人になる前から、そこそこのパソコンスキルが身につきました。

IT会社

SEで入ったはずの、新卒入社した上場会社。
文書管理という謎の部署に配属され、付いたスキルはWordだけ。
でかい会社に入ればOKなんてことを思っていた、莫迦な若者でした。

営業

新卒の会社を辞め、営業の仕事をしたいと思って転職。
想像を絶するきびしい世界でした。
得たものもあったハズですが、失った時間とお金が大きすぎた数年間でした。

税理士事務所

30歳過ぎて、未経験で税理士事務所の世界へ。
…の前に、ハローワーク経由で応募した事務所は全滅。
保険の営業マン経由で、なんとか拾ってもらいました。

●ここでガッツリ法人税・所得税・消費税の申告書作成・提出、
●ほか関係書類の作成・提出、
●お客さん対応

などを学ばせてもらって今があります。

複数の経験があってこそ

最後の「税理士事務所」勤務の時代におどろいたのは、先輩職員たちのパソコンスキルの低さ。
言葉わるくてごめんなさい…なのですが、学生時代にさわれたこと、あるいは、若い内にさわれたことって、実は大きな財産なのです。

今やどんな職業につこうが、あるていど以上のパソコンスキルが求められます。
税理士でいえば申告書作成ソフト。
「それだけ使えればいいじゃん！」…かと思いきや、ネットが繋がらなかったり、パソコンがフリーズしたときの対応だったり、最悪パソコンが壊れたりと。。

「税務ソフトベンダーの保守契約でPC周り全部やってもらっている」なんて話を聞くと、自分であるていど出来てよかったなって思います。

Writer｜山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。