ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

フリーランサーがしゃべる仕事をすることのメリット。税(給与所得)とスキル。

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「事業所得」にあたる仕事がメインであるフリーランスにとって、大学などの非常勤講師の仕事は「給与所得」になります。
このときの費用対効果の「効果」は、お金だけじゃなく「話す」機会ということも含めて考えてはいかがでしょう。

「フリーランス」という単語が最近(2021年春)定義されましたが、この記事では主に「個人事業者」を指すことにします。
スキルのメリットとしては「1人社長」も含むということで。
【過去記事】フリーランスのガイドライン策定。ひとり社長を含む。

確定申告のメリット

「事業所得」のかに「給与所得」が加わることのメリットから考えてみましょう。
事業所得で確定申告する個人事業者がもらう給料は、税金でメリットがあります。

まずはおなじみ「青色申告特別控除 最大65万円」があります。
給与所得が加わりますと、この65万円控除のほかに、

給与所得控除 55万円から

の恩恵が受けられます。

なにが給与所得となるのか

事業所得にあたる仕事がメインの仕事であるフリーランスにとって、どんな収入が給与所得となるのでしょうか。
それは、

●場所が決まっている、
●時間が決まっている
●仕事道具が与えられている

仕事です。
会社員だったりアルバイトだったりですね。
3つすべてに該当すれば給与所得…というわけでもなく、総合的に判断されます。前述のとおり大学などでする非常勤の講師業は給与所得。

大学とかの非常勤講師ってどう

フリーランスとして仕事をしていて、学校などからお声がけいただいた経験がある人。いらっしゃるかと思います。
お声がけにこたえて講師業を行った場合、もらう報酬は「給与所得」になるのはすでに書いたとおり。
上のブロックの3つに該当しますよね。

ではお金以外のメリットはどんなものか。
サンキュータツオ氏などの発言から探ってみます。

…の前に

お声がけがあって真っ先に「報酬は?」と思ったら、講師業は受けないほうがよいです。

講義1コマあたりの報酬(時給)はそりゃまぁフツーにあるとして、
●予習のために割いた時間
●期末テストの準備、採点に要した時間
については、ほとんどの場合、報酬は出ないのではないでしょうか。

お金稼ぎの手段として選ぶのは、不満が先行する原因になるのかなと思います。

講師業をしている人たち。特任教授・サンキュータツオ氏とか

作家、
ラジオMC、
お笑い芸人、
そして大学で教鞭をとる、
多方面で活躍しているサンキュータツオ氏。

氏が「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)で、講師業について話していたことが印象的でした。
“話すことが気持ちいいからやっているんだろうね”

超絶私的メモリーには、5年前(2016年7月)に保存した、税理士試験の国税徴収法という科目を担当する専任講師の言葉も上書き禁止で残っています。
“お金でこの仕事をしているつもりはありません。皆さんのことを週に1回合う人たちとは思っていない”

前後はしょって書いちゃっているので「???」となるかと思いますが、ザックリ書きますと「税理士試験、合格してきてね!」というエールです。「税理士講座のお客さんだとは思っていない、合格して講座から卒業してくださいね!」というエールだと、筆者は受け取りました。

並べて書いてみますと、まぁ、後者のほうがグッとくるわけですが。。
いずれにしても「お金もうけ」だけでできる仕事ではありません。

「学生が理解できるように伝えよう」
を第一に置くことはもちろんでしょうが、

  • 話すスキルをみがくため
  • 伝え方のスキル(図解とかのスキル)をみがくため
  • 伝える立場が実はいちばん勉強になるから

という部分があってもよいと思っています。

主役は学生

最後に筆者のマイルールを。
まずは「主役は学生」。
その上で「話す」「伝える」のスキルをみがきつつ、自分の勉強のために壇上に立たせていただいています。

主役ウンヌンは当たり前っちゃー当たり前です。
それでも掲げている(腹の中でこっそり掲げている)のは、出しゃばり防止の観点から…という感じ。
特に筆者の場合は週1回顔を出すだけですから、「郷に入っては郷にしたがえ」です。

意外と「職員室っておもしろいところ」という発見もありましたし。
よい経験をさせていただいています。

Writer|山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当は開業時よりすべて所長(タナカ)が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

本日記

1週間ぶりに懸垂(けんすい)を。
しっかりズッシリ重さを感じました。
コロナ太り→解消→コロナ太り …と、気のゆるみ・体のゆるみを感じているコロナ禍2021春です。。

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