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第64回の法人税法を例に奇問対策を考える<2017.3.2更新>(元ネタ→)【税理士試験】本試験、奇問・難問の場合への備え

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第66回税理士試験、法人税法と消費税法は、だいぶ難解だったと聞きます。

そのような問題を本番で出題された場合、限られた時間の中で、どう対応したらいいのでしょう。

私自身も、奇問といわれた第64回税理士試験の法人税法を受験した過去があります。
(結果は合格でした。)

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]山梨県で税理士として開業予定のタナカです。
ふだん、難問・奇問を意識して勉強する必要はありません。
変な問題がたまーにでるから、騒ぎになるので(笑)
でもその「たまに」が出てしまった場合にどうするか、というのが今回の話しです。[/speech_bubble]

 

 

 

第64回、法人税法の場合

理論は、難しいところはあったものの、書きやすい問題もおおくありました。

計算は、解ける問題ほとんどナシ。。
解ける問題だけ解いて、20分くらいで終了する問題でした。
(さらに、答案用紙も変な構成で、どこまで書かせたいのか、どこに何を書けばいいのか分からなかったです。)

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]結果論ですが、64回の法人は、理論に80分くらいかけるのが正解だったのかなと思います。
もちろん、試験本番中に判断できるようなものではありませんが。[/speech_bubble]

 

 

 

1分でも早く、全体をつかむ

私は、法人税法は、理論→計算 の順番でやっていました。

64回本試験の計算がほとんど解けない内容だと知ったのは、試験開始後55分あたりを過ぎてから。

理論・計算合わせて、ひととおり解き終わったのは、試験開始後80分くらいです。
(あまりに解けなくて、かなりあせりました。)

まずは、少しでも早いうちに、奇問・難問が出てしまっていることを知りたいところです。
(運もありますが。)

あとは、冷静になること。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]法人の計算に関してだけ言えば、「素読み」はしたほうがいいです。
どこにカンタンな問題があるか、素読みしないと分からないですからね。
他の科目はその人しだい。
やる順番が決まっていれば、素読みの必要はないと思っています。[/speech_bubble]

 

 

 

結果、正しい判断だったところ

その64回の試験ですが、
「時間をかけてもまずムリだろう」という問題は、一切手をつけませんでした。
(つけようがなかった、のが本音。。)

とにかく、まずは解けるところ!
それを最後まで!
時間が余れば戻る!

と決めて、手を早めました。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]初めて勉強した税法が「消費税法」の人は、他の科目でも計算を先にやると決めてしまう人がいるみたいです。
64回法人を計算から入ってしまった人は、かなり面食らうことになったのかなと。[/speech_bubble]

 

 

 

判断を誤ったところ

計算を3回転もしてしまったことです。
(最初にできる問題を探して解いた分も含んで、3回転です。)

解けない計算問題に戻って、あらためて考えてみましたが。。
1回目で解けないと判断したものはどれも、アプローチの方法すら考え付かず。。

試験終了してから思ったことですが、計算は2回転にとどめ、残り時間は理論に費やすべきでした。
(「説明」だけ書いて、「規定」を書かなかった箇所がおおかったので・・)

対策は、試験前にイメージしておくこと。
試験前に一度、変な問題が出たらどうするか、ちょっとでも考えておくといいと思います。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]本試験の制限時間は2時間しかないですから、初見の問題を「理想的な時間配分でやれた」なんてことはなかなか難しいでしょう。
できたとしたら、たまたまです。
難問・奇問の回に当たってしまったときに、少しでも「理想的」なものに近づけるためには、素読みだったり、難しいところをいったん飛ばすなどして、早めに全体をつかみたいところです。[/speech_bubble]

 

 

 

判断力は答練で培(つちか)う

けっきょくは、苦手をなくして、答練でいい成績をとるしかないです。

極端かもしれないですが、普段が下から4割以内の成績では、なにが難問か検討がつかないでしょう。

ふだんが平均点ばかりでも、捨てていいかどうかの判断に迷いそうです。

「おれに解けなきゃ解けるやつはいない!」

という基準が理想ですね。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]基礎をしっかり押さえて、取捨選択の目をきたえておきましょう。[/speech_bubble]

 

 

 

まとめ

  • あらかじめ、奇問・難問が出てしまった場合の手順などを考えておく。
  • 解ける、解けない、時間があれば解ける の見極めをしっかり。まず「解ける」もの。
  • 苦手ナシで試験にのぞむ

 

 

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【編集後記】

見たことがない問題がよく出た本試験というと、ほかには第62回の財務諸表論がそうでした。

ただそのときは、試験委員が難しい問題を作ることは想定できていたので、やっぱりかー と感じたくらいでしたね。

この時期にはまだ早い内容で書いてしまいましたが、大原やTACの復習に余裕ができたら、ちょっと考えてみるのも悪くないのかなと思います。

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